わたしの好きなギタリスト

こんにちは。
コロナウィルスでいろいろ大変な世の中ですが、
皆さんお元気にお過ごしでしょうか?
皆さんがどうかご無事でありますように。
1日も早い収束を願っています。

今日は個人的に好きなギタリスト、
また皆さんに聞いていただきたいオススメのギタリストについて書いていきたいと思います。

僕はどんなものでもあまりストライクゾーンが広い方ではなく、
好きなテイストがかなり狭い方だと思います。

ギタリストにおいては、
1、まずブルースフィーリングをどこかで感じられる人。
(これはジャズギタリストでもどこかでブルージーさを感じられる人が好きです。)
2、 ニュアンス(タッチ)に優れていて、演奏に息遣いや表情がある人。
3、トーンが良いこと。自分ならではトーンをしっかり持っている人。

他にも細かくはいろいろありますが、この3つが備わっていれば大体好きです笑

今までのギター人生で大きく影響を受けた3人のギタリストの方を書いていきたいと思います。
それは、Andy Timmons、Allen Hinds、養父貴さん。

Andyのギターを1999年あたりに初めて聞いて、その年の楽器フェアでお会いしました。
初めて聞いた印象はギターが歌っている!!こんなに感情揺さぶられるような演奏するギタリストがいるんだ!と深く感動しました。
Andyは基本ロックギタリストなんですが、ブルースもジャズもカントリーさえも弾ける広さもあり、何を弾いていても本当に感情豊かに弾くので常に最高です。
Andyを通してダイナミクスの大事さを知りました。
最近はボサノバのアルバムなんかも出しています。
僕の一番好きなAndyの曲『All is Forgiven』の動画を貼っておきます。
本当に格好良すぎる!!

Allen Hindsは2005年頃、当時バークリー音楽院に留学していた時に日本のPCIというサイトの動画で知ったのですが、ややフュージョンよりでスムースなサウンドで弾くんだけど、やはりすごくタッチが良くてすぐに好きになりました。
ジャズやどんな難しいコード進行も簡単に歌うように弾くことができるので、
そのあたりはカールトンに通じるとこがあるなあとは思いました。
サウンドはAllenの方がもっとスムースで歪んでいるサウンドですが。
2007年にはAllenに直接習う為に連絡してLAまで会いに行ったことがあります。
その時にBaked Potatoという今は無き名ライブハウス『ラビリー』でAllenが参加するライブを見ました。
Allenは『今日サウンドチェックで始めて曲弾いたから、ほぼぶっつけ本番なんだよね。しかも音符読むの得意じゃないから大変だよ。』なんて言っていました。
音符読むのが苦手なイメージはなかったので、あのAllen Hindsでも音符って苦手なんだー!
ってなんか勇気付けられました笑
ただ、メロ譜完璧に読まれて弾きこなしていたので、
そもそもの苦手のレベルが僕とは違うのかもしれませんが笑
僕が驚いたのはほぼぶっつけの難しいコード進行の曲たちをいとも簡単にメロディアスに調理していくんです。
僕がAllenの好きなところはサウンドやタッチもそうですが、どんな難しいジャズ進行でもまるでメロディーのようにソロをとるところです。いわゆる2−5リックとかほとんど出てこないところも逆に新鮮でした。
Allenの教則DVDもたくさん見てきましたが、彼はモチーフを発展させていくことの重要性を言っています。バークリーの授業でも『すべてはモチーフの発展だ』なんて言っていた教授もいたのでやはりモチーフデベロップメントは大事なんですね。

養父貴さんは僕のバークリーの初めてのルームメイトが日本人でその人の師匠さんが
養父さんだったんです。
それで、2006年くらいだったかな、養父さんが安部潤さんのアルバムのレコーディングのためにNYに来るから一緒に会いに行かない?と友人に誘われてお会いしたのが最初でした。お会いするにあたって養父さんのCDを聞いたのですが、それが本当に自分のドストライクなサウンド、曲、演奏でそれ以来ずっと大ファンです。
日本人でこのように弾く方いるんだ!とすごい衝撃を受けました。
まず、ダイナミクスレンジがものすごくて、タッチもすごい!この2点でもう参りました!!って感じです。
カールトンのようなダイナミクスレンジ、繊細なタッチ、歪ませた時のサウンドも素晴らしくまさに自分にとっての理想のギタリストの一人です。
僕は他にもたくさんの好きなギタリストがいますが、自分がやりたい表現方法を究極的に追い求めていくところのトップに養父さんがいる。僕にとってそんな存在です。
今でも自分が迷った時は養父さんのライブに行ってお会いして自分自身を浄化しています。

今日は僕というギタリストを形成するのに最も影響を受けた3人を紹介させていただきました。
今日紹介させていただいた3人はしっかりロックなトーンを持ちつつ、ブルージーなフィーリングがあり、
なおかつジャズもものすごくうまく、タッチが良くとても感情豊かに歌うように弾く。
まさに自分の目標とするところです。
他にも本当に尊敬するギタリストがたくさんいるので、
今後またブログで好きなブルース系ギタリスト、ジャズ系ギタリストなど紹介していきたいと思います。
逆にこのギタリスト良いよ!なんてありましたら、コメントなどで教えていただけると嬉しいです。

Kentaro Kaneko
www.kentarokaneko.com
Youtube: アカウント名 Kentyguitar
https://www.youtube.com/channel/UCVq2s-6ellIt8XCkuwaHPAA 
Twitter: @kenty_335
Instagram: kenty_335

コメント

このブログの人気の投稿

ストラトとジャズマススターの違い!?

KEMPERを使う理由、使わない理由(4)

ビンテージ Gibson ES-335の音って!?