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9月, 2020の投稿を表示しています

ギターレッスン生の傾向

こんばんは。 すっかり涼しくなってきましたね。   今日は長年自分がレッスンをしてきて感じたこと を書いていこうと思います。   レッスンをしていると様々な生徒さんに出会います。 せっかちですぐに弾けるようにならないとイライラしてしまう方、 ピッキングが常に力が強くガチャガチャ弾いてしまう方、 逆にピッキングがソフトで優しく奏でる方もいますし、 何ヶ月も何年も同じような課題にずっと向き合い集中してとりかかれる方、 とても上手いのになぜか自信がなく出音が小さい方など。   人の数だけ、性格や演奏も違うので教えていても色々気づかされることがあります。     ただ最近よく感じるのが、 あまり根気がない人が多いかな? ってことです。 ギターを始め、楽器の習得ってすごく大変 なんです。 手軽に始めて手軽に格好良く弾けるようになりたい! って思われて、習いに来られる方も多いですが、 やっぱりある程度格好良く弾けるようになるには何年もかかるものです。 でも、大抵の人はちょっとすると難しさに気づき挫折してしまうんですよね。   「先生、僕って才能ないんですかね?」   よく聞かれる言葉です。 ただ、そういう方って すぐ結果が出るのを期待してる だけなように思います。   私的には、 「いやいや、今日それ練習し始めたばかりじゃないですか!そんな何十分で弾けるようになったら逆に凄すぎますよ。ギターはそんな簡単なものじゃないので練習をある適度時間かけてしないと、なかなか上達はしませんよ」 というのですが、やはりすぐ結果を求めてしまうし、 なかなか習得しないと嫌になってしまう方が多い ように感じます。 
 
   音楽の才能 それはあるとすれば、 『根気よく諦めずに練習し続けられる強い心』 なのかもしれませんね。 
   偉そうに書いてますが、 私も練習はそんなに好きな方ではないので、 練習します。。 KENTARO KANEKO www.kentarokaneko.com Youtube: アカウント名 Kentyguitar https://www.youtube.com/channel/UCVq2s-6ellIt8XCkuwaHPAA   Twitter: @kent...

演奏から性格は分かる?

こんばんは。 今日は、   演奏から性格は分かるか? ということをテーマに書いていこうと思います。 私が長年レッスンをしてきたり、 アンサンブルを多くの方とすることによって感じた 「その人の性格と演奏の共通点」 などについても触れたいと思います。 『目は口ほどに物を言う』 ※言葉に出さなくても、目の表情で相手に伝えることができる。 また、言葉でうまくごまかしても、目に本心が表れるものである。   という、ことわざが日本にはありますが、 私は 『演奏も口ほどに物を言う』 と思います。    大体一度、一緒に演奏すれば、 相手がどのような性格なのかが なんとなくわかります。 私自身が一緒に演奏をしていて、素敵だなあと思う人の特徴は、  周りの音をしっかり聞いて、自分の発言するべきタイミングで音を出し、 相手を立てながら自分もしっかり主張する。 そのような演奏する方とご一緒すると、 この方は人柄もとても素敵なんだろうなあ、 と演奏もその人自身も好きになります。   実際そのような演奏をする人って素敵な人が多いと感じます。   その逆で、 周りの音を聞かず、自分のしたい演奏だけする ような人は 実生活でも空気が読めないタイプの方で、会話もきちんと出来ない方が 多いのかなあと思います。   アンサンブルは会話だと思っているので、 まずは相手の話をしっかり聞いた上で自分もするべき時にしっかり発言をする。 そんなことが大事なことだと思います。   演奏って本当にその人を表す と思っていて、 優しい人の出す音は優しいし、 カッコつけてる人の音はカッコつけてる笑 色気がある音を出す人は、その人自身にも色気がある 。 その人の演奏から愛を感じ、涙が出そうになることだってあります。 本当に『音』って嘘つかないな。って思います。    料理家の 神田川俊郎 先生の言葉で 好きな言葉があります。 『花に水、人に愛、料理は心』  私はそれを少し変えてずっと座右の銘にしています。 それは、 『花に水、人に愛、音楽は心』   音にはいつだってその人の生き方や心が表れる と思っているので、 清く真摯に愛を持って奏でていけたらとと強く思っています。   とりあえず...

こんな演奏仕事は嫌だ!その1。

こんばんは。 真夏日予報とは裏腹にだんだんと秋めいてきましたね。   私は2007年に留学先のボストンから日本に完全帰国して以来、 様々な演奏の仕事をしてきました。 今日は過去にやった、 こんな仕事はもうやりたくない! という ようなエピソードトークを書いていきたいと思います。   1つ目は   特殊な演歌現場  です。   僕がまだ日本に帰って間もない頃にきた仕事で、演歌の仕事の依頼がきました。 色々と未知でしたが、演歌のシンガーさんのサポートなのだろうと話を受けました。 譜面、音源資料系は本当にしっかりしていて、前もっていただいていましたし、 譜面も完璧でした。 曲数は大体 20曲 くらい。   演歌って馴染みがないせいか、自分にはどれも同じように聞こえて そして、実はギターパートは書き譜が多かったりします。 演歌はギターのディストーションで泣きのメロなどはいたるところに出てきたりするので、 それを完全に音符通りに弾かなければいけなかったり、ソロも同じで書き譜だらけでした。   そんなこんなで慣れない演歌の曲たちを体に染み込ませるため、 3日間は演歌の曲をひたすら聴き続け、徹底的に体に叩き込むことをしました。 色々とキメやフレーズ指定も多いので、譜面にたくさん情報を書き込み。   そんなこんなで本番日を迎えました。 場所は埼玉のとある小ホール。 ちなみにこの現場は20曲近く曲数があるにも関わらず、事前RHはなく 本番当日にサウンドチェック代わりにリハをするという感じでした。   演歌なので衣装もきちんとスーツ指定があり、全てをちゃんと用意して行くのですが、 当日会場入りしても、 歌手らしき方が見当たりません 。 本人はギリギリに来るのかな?誰だか聞かされてないけど、どんな方なんだろう? なんて思っていると、何十人とご年配の方々が入ってきます。 そして、誰々が最初に歌うとか話していたり。 そこで、この仕事は 『演歌が好きで歌を習っている方々のためのサポート演奏なんだ!』   と知ることになりました。 演奏する内容は誰のサポートだろうが、関係ないのでそこは全然構わないのですが、 衝撃の事実はその後さらに知ることに。。。     サウンドチェックで入れ...

楽器のリペア

こんばんは。 今日はだいぶ涼しい日でしたね。 明日、明後日とまた真夏日になるそうなので熱中症にお気をつけください。 今日は 楽器のリペア について書いていきたいと思います。 皆さんは自分の愛用の楽器のリペア(調整)を定期的にされていますか? 案外、全くリペアをしたことがない、 なんて方も多いのではないかと思います。 人によっては調整や何かをいじるのが好きで自分で調整される方も多いと 思います。 ただ、そういう方もリペアに出したことがない方も 一度プロのリペアの方に出してみることをオススメ します。 私自身、今まで色々なところでリペアを出してきました。 リペアをされる方の好みもあるので、自分の好みや相性なども あるとは思いますが、調整をしてもらう前とは見違えるように サウンドや弾きやすさも変わっていきます 。 私も普段、ギター、エフェクトボード周りと何軒かに分けて頼んでいたりします。 特に命とも言えるギター本体自体は 私が絶大なる信頼を置いている方に 定期的にみてもらっています。 誰もが、 『この楽器の音や弾き心地が気に入らないから、売って他の楽器買おうかな?』 なんて思うことがあると思います。 そんな時は 一度たち止まって調整にに出されること を強くお勧めします。 私も 売ろうと思っていた335が理想の335に生まれ変わった り、 PUのバランスで少し悩んでいたジャズマスのバランスが本当によくなったり 。 色々な悩みがちょっとしたプロの方の調整により解決することが多々あります。 まずは自分の楽器のポテンシャルを最大限に引き出してもらってから、 他の楽器を買う。そんな選択肢があっても良いかと思います。 リペアには色々な面で驚きや気づきがあるので、リペアにあまり出さない方、 自分で全てやられている方、リペアに出したことがない方は ぜひリペアショップに足を運ばれてみてはいかがでしょうか? オススメのリペアショップ知りたい方は何軒かご紹介できますので、 ご連絡ください。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 KENTARO KANEKO www.kentarokaneko.com Youtube: アカウント名 Kentyguitar https://www.youtu...

KEMPERを使う理由、使わない理由(4)

ここ3回にわたり、お届けしました 『KEMPERを使う理由、使わない理由』 本日で最終話でございます。 最後に個人的に感じる KEMPERのメリット、デメリット について まとめていきたいと思います。 まずは、 KEMPERを使うメリット ものすごい大量のアンプをKEMPER1台で持ち運ぶことができる。 自分のお気に入りのアンプの音を取り込んで使うことが可能。 一流のスタジオで取り込んだ、貴重なアンプの音を手軽に使うことができる。 イヤモニ使用の時に、音がマイキングや環境に左右されずモニターすることが可能。(また、外音も常に安定した音で提供することができる) KEMPERリモートを使えば、エフェクトのオンオフなどもある程度可能。  続いて、 KEMPERを使うデメリット キャビネットを使い出力した音が生と比べて微妙。(最近はKEMPER専用のキャビネットが発売されたようなので、それなら良い感じかもしれません) 空気感が生アンプのように感じられないため、ニュアンスなどが表現しづらい。 レイテンシーではないが、生アンプと比べ反応が遅く感じる。 メリットはとにかく便利なところ 。 大量のアンプをライブに持って行くなんてことは超大物アーティスト以外無理な話です。 クリーンではフェンダー、クランチではオレンジ、リードではマーシャル使いたいなあ! なんてことが叶ってしまうのですから、夢のマシーンです。 デメリットは、弾いていて気持ちがよくないこと 。 チューブアンプを弾いてきた人にとっては、 生アンプとの違和感 を顕著に感じること と思います。 ただ、ここでKEMPERへの違和感を感じない人ならば、 最高の機材 になるのではないでしょうか? 特に ライブでのモニタリングのしづらさや音への違和感 は プレイそのものにもかなり影響するので、個人的にはライブでの使用はしません。 ただ、本来KEMPERは レコーディングでこそ本領を発揮する物 だと思っています。 特定のアンプを良いスタジオの良いマイクで拾って、 そのマイクで拾った音を再現させる装置。 レコーディングでは生アンプにマイクを立てて収音するわけですが、 ヘッドホンやイヤモニ越しだとこれが全然気持ちよくありません。...

KEMPERを使う理由、使わない理由(3)

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前回からの続きです。 KEMPER を初出陣させた、 とあるライブ での まさかのフリーズで音が出なくる事件が勃発。 これを機にデジタル物がトラウマとなり、ライブでの使用を封印。 しかし、それから2、3年後に 初音ミク のサポートで 中国、北京 に行くことになります。 例のトラブル以来、KEMPERはレコーディングのみ使用している 状態でしたが、中国でどの機材が用意してもらえるかわからないので、 久しぶりにKEMPERを使用することになりました。 北京公演でのセットアップ。マーシャルのヘッドはダミー。ギターの後ろにひっそりとKEMPERが。 前回のトラブルの原因はなんとなく自分でわかっていて、 どうも自分の所有していたKEMPER REMOTE(音色を切り替えるための MIDIフットコントローラー) との接続関係でトラブルが多く、 切り替えがうまくいかなかったり、フリーズしたり。。 REMOTEも早々に手放していたので、改めて別のMIDIコントローラーを探し導入。 僕が選んだのは CAJのMIDI Station これを使用してみたところ、REMOTEで起こったトラブルはなくなりました。 (同じくREMOTEを持っている友人はトラブルが起きたことがないとのことだったので、 なにが原因かはわかりませんが。。。) REMOTEはそれぞれパッチを作った後にも個別に割り当てたエフェクター(例えばブースターやディレイなど)をオンオフできるので、めちゃくちゃ便利だったのですが、 またトラブルが起きたら怖いので。。 初音ミクの現場は イヤモニ を使っての演奏なので、 自分でキャビの音を聞く必要はありません。 なので、音作りなど基本的にラインでそのままイヤモニで作りました。 ただ、それでも、生のアンプを歪ませてマイキングして出した音と比べると 個人的には何かが足りない。。 空気感というか音圧というか、表現は難しいですが。。 現にその少し前に参加させていただいた 初音ミク の『 マジカルミライ 』 では生アンプにマイキングだったのですが、 イヤモニ越しでも違いは顕著でした。 北京でのライブでは事前にPAさんとKEMPERのラインのみ出してもらった音と キャビからマイキングして拾った音をそこに更に混ぜたも...

KEMPERを使う理由、使わない理由(2)

前回からの続きです。 そんなこんなで初の KEMPER アンプの使い方に苦戦しながら、 スタジオでの事前音作りを重ねて、リハに出陣。 音作り中にも薄々わかっていたことですが、 アンプのキャビに KEMPER を直で繋いで出すと、違和感がすごいんですよね。 自分が今まで弾いてきた生のアンプとの聴感とは明らかに違う。。 音も前にしか飛ばないような感じに思えたし、 とにかく 個人的には違和感が相当あった 。 なので、KEMPERを使ってのリハは自分の足元のモニタースピーカーからも 出してもらって演奏しました。 もうそういうものだと割り切って演奏しました笑 (ちなみにキャビを使うときはちゃんとKEMPER側のキャビシュミレーターはOFFにして使っております) そして、夏フェス初日を迎える。 会場は新木場スタジオコースト。 キャビはマーシャルのキャビを借りて、 KEMPER用のコントロールはKEMPER REMOTEを使用。 自分の機材がたまたまよくなかったのか、KEMPER REMOTEを使っての パッチ切り替えが何でかスムーズにいかなかったり、 たまにフリーズしてしまうことがそこそこあって、、 それが本番中にも起こってしまう事態に。。 ある曲の1番のAセクション途中まで(だいたい8小節くらいかなあ) 音が出なくなっちゃったんです。 これには相当焦りました>< 幸いバラードだったので、うまくアレンジのように見せて Bセクションから入ったので大事には至りませんでした。 ちなみに外音はキャビに立てたマイキングの音とKEMPERからラインでPAに送った音を 混ぜて出してもらっています。(マイクからの音はすこしだけ) ライブで使用してみて、やはりアンプのキャビが鳴りきってない感じもするし、 実際アンプからのモニタリングも気持ちがよくない。 (モニターとしてはフットには自分の音は返してもらわず、アンプから出した音でモニタリング) そして、機材トラブル。。 夏フェスツアー自体はまだまだこの先に何本も続くので、 この一件があってからというもの KEMPERはライブではお蔵入りしようと決意。。 まず速攻でKEMPER REMOTEは売却。 その後のツアーは、以前通りの生アンプにエフェクトボードで対応。 それ...

KEMPERを使う理由、使わない理由(1)

皆さん、こんばんは。 今日は私が KEMPERを使う理由、使わない理由 について書いていこうと思います。 KEMPERが発表された時はかなり衝撃を受けました。 独自の プロファイリング・テクノロジー という技術を使い、 特定の真空管アンプのサウンドとフィーリングを取り込む機械が完成されたのですから。 これにより、自分が 普段レコーディングで使っているアンプの数々 を KEMPERでプロファイリングする。 つまり、普段持っていけない複数のお気に入りのアンプ達を KEMPER1台でどこにでも持ち運びすることができ、使うことができる。 これって、最強じゃないか!? と思い、熟考を重ね手に入れたのものです。 ちょうどその頃、とあるアーティストさんの夏フェスツアーが控えていたのも これを手にした理由の一つでした。 夏フェスは炎天下の中でのステージになり、アンプには当然いつも以上の負担はかかるし、対バン形式が普通なので、モニタリングなど色々な準備、セッティングもKEMPERなら安定して使うことが出来るのかな?と思っての導入でした。 実際、まず音作りの面でなかなかに苦労しました。 その理由はとにかく 中に入っているアンプの種類が多い! 普段はお気に入りのチューブアンプにお気に入りのペダルを使ってライブをおこなっていた自分にとって、いくらでもアンプが入っているKEMPERで音作りをしていると 音の良し悪しの判断にブレが出てきました。 結局、最初から入っているリグ(アンプ)のサウンドには気にいるものが見つからず、 KEMPER使いの友達からの情報により、新たな有償リグを購入してリグを追加することに。 (KEMPERを買っても、後から有償リグを追加で購入する必要はでてくるのかなと思います。海外の有名なスタジオ、マイクで名機と呼ばれるアンプ達の音を購入出来るのは素晴らしいことで、それこそKEMPERの醍醐味の1つと思います。) なんとか、クランチ、クリーン、ディストーション、ソロ用の音色と音を作り、 スタジオにも何度も友人と入り、リハ初日までにKEMPERの音を作っていくのでした。 次回へ続く。 www.kentarokaneko.com Youtube: アカウント名 Kentyguitar https://w...

ギターケースならこれがオススメ!

こんばんは。 今日はオススメのギターケースについて 書いていこうと思います。 僕が愛用していて、オススメのギターケースは  NAZCA PROTECT CASE です。 NAZCAのケースを使い始めて15年以上は経ちますが、 今までノートラブルで、大きな故障もなく、 NAZCAのエレキギターケースを2つ所有しています。 本当はアコギ用にもNAZCAが欲しいのですが、少し値段がはるので未だ買えていません笑 NAZCAは丈夫でデザインもすごくカッコ良いし、 とても軽いです。丈夫なのに軽い。 僕はここを一番重要視していて、長時間ギターを担ぐ人にはぴったりだと思います。 品質は安定の日本メイド、それに1年間の無料保証があったり、そして何年も使ってる間に壊れても修理してもらえたりします。 壊れても買い換えるのではなく、修理で対応していけば、 また新しいケースに買い換える必要がないので節約になるかなとも思います。 とにかく、 少し値段はするけど、軽くて丈夫でかっこいい! 修理にも対応していて、保証もついている。 以上の理由から僕はギターケースはNAZCA一択です。 その他にもReunion BlueのケースやMOORADIANのケースなんかも 格好良いし品質も素晴らしく、素晴らしいケースだなと思います。 皆さんのケース選びの1つのヒントになれたら嬉しいです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。     www.kentarokaneko.com Youtube: アカウント名 Kentyguitar https://www.youtube.com/channel/UCVq2s-6ellIt8XCkuwaHPAA   Twitter: @kenty_335 Instagram: kenty_335

上達のためのアンプ選び

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こんばんは。 今日は 上達のためのアンプ選び について書こうと思います。 ギターをやり始めたばかりの頃は、 皆さん手頃なアンプを買われて練習をしているものと思います。 最近は、非常に小型かつ高性能なアンプが多く発売されているので、 はじめからとても良い音を手軽に出せるのでよりギターを弾くのが楽しい環境が 簡単に整うとおもわれます。 ギターアンプは主に2種類あり、電気信号を真空管で増幅する「 真空管アンプ 」と、 トランジスタで増幅する「 トランジスタアンプ 」があります。 手頃なアンプの多くはトランジスタアンプといって、 真空管が入っていないアンプがほとんどなのですが、 ほとんどのプロの方が使っているアンプは真空管を使って作られている チューブアンプというものを使用されているものです。 トランジスタアンプは傾向としては 「硬めで冷たい音」 と言われることが多く、 真空管アンプは 「暖かくて柔らかい音」 と言われています。 どちらかが良い悪いではなく、これも好みの問題ですが、 より 上達するために弾いた方が良いアンプ としては、 圧倒的に チューブ(真空管)アンプの方が良い と個人的には思います。 その理由としては、 チューブアンプはトランジスタアンプに比べて、コンプ感が少ない。 コンプ感が少ないので、 トランジスタより自分のピッキングやフィンガリングなどの動作を細かく拾ってしまいます。 つまり、いい加減な演奏をしていれば、 そのいい加減な演奏を忠実に音として出力してしまうということです。 僕も高校生の頃、はじめてスタジオでチューブアンプを使った時に、 自分のピッキングのニュアンスがすごく出てしまって焦ったものです。 最初はトランジスタのよく言えば整頓された音が出やすい環境に比べて、 色々とシビアに音が出てくるので、苦労しますが、 チューブアンプで早い時期から練習しておくと上達が結果的に早くなると思います。 そして、今度は上達するとチューブアンプでないと気持ちが悪い体になります笑 言い換えれば、自分が出したいニュアンスを忠実に出してくれるアンプ以外だと気持ちがよくないということです。 自分はこのくらいの弱さ、強さで音を表現したいのに、弱く弾いてもあまり弱くなり過ぎなかったり、その逆も然りだっ...

良いシールドのススメ

こんばんは。 今日は僕のオススメのギターシールドについて書こうと思います。 世の中、非常にたくさんのギターシールドが売っており、なかなか最初は どれを買って良いか迷われる方も多いのではないでしょうか? 僕は今までにたくさんのシールドを使ってきましたが、 今日は僕の特にオススメするシールドを3つほど書きます。 僕の オススメのギターシールド は、 VOVOX link シリーズ BELDEN 9395 Mogami 2524 この3つが好きです。 1つ目のVOVOXはハイエンドケーブルメーカーとした有名でスイス製です。 巷ではVOVOXのSonorusという上位ケーブルが人気ですが、 僕はあえてのlinkシリーズが大好きで、ここ3、4年メインで使っております。 Sonorusも持っていますが、個人的には独特のコンプ感を感じ、 出したいダイナミクスの反応が悪くなるので、あまり好きではなかったです。 linkシリーズはコンプ感も感じず、ニュアンスもつけやすいし、大好きです。 そして、このシールドやたら軽いです! 音の感じはかなりフラットなんですが、上の伸びがより綺麗なイメージが あります。 癖もなく、とても使いやすいです。 次にオススメするシールドは、かの有名なBELDENです。 BELDENはたくさんのケーブルの種類があり、それによって音がだいぶ違うのですが、 僕は8412より9778より断然9395が好きです。 8412最強説を唱える方もたくさんいますが、個人的にはかなり苦手です。。 9395はレンジはそこまで広くないですが、すごく美味しいミドルが出て、 ギターにはめちゃくちゃ最適で非常に音楽的なシールドだと思います。 基本的に迷ったら、これにしておけば間違いないと思います。 ちなみにボードのパッチケーブルは全て9395指定で作って頂いております。 3つ目は、これまたケーブルメーカーとして有名なMOGAMI. なんでもスコットヘンダーソンはこのケーブルをお気に入りで使っている ようです。 MOGAMIの2524のイメージはめっちゃフラットで素直な音。 癖が本当になくて、音作りが非常にしやすく感じます。 それに対して、BELDENは音の癖...

最高のギターストラップ!?

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こんにちは。 まだもう少し暑い日が続きそうですが、 夏の終わりを最近は感じ始めてきましたね。 今日は 僕のオススメするギターストラップ について書いていこうと思います。 まず、最初に 僕がここ5年間くらいメインで愛用しているストラップ は、 Richter Straps Springbreak 7cm Black and Pink これを非常に愛用しています。 元々、友人のベーシスト細谷紀彰氏が このRichter Strapsを使っていて、それ経由で知って手に入れたのですが、 本当に素晴らしいの一言です! ツアー中の愛機にも当然Richter Straps お気に入りのジャズマスにも♫ 僕はギターを弾く上でストラップをすごく重要に考えています。 ストラップはギターと体を繋ぐ唯一のものなので、フィット感や、 楽器の体に伝わる重量感などとても多くの   『弾き心地』 に影響してくると思います。 なので、 ストラップこそ拘るアイテムの1つ と考えています。 Richter Straps にはとてもたくさんの種類が売られているのですが、 僕が使用している Springbreak というモデルはヤギ革を使用していて、 レザーストラップ特有の硬さを最初から感じません。 またホールドしつつ程よく滑ってくれるので、フレージングやヴォイシングによって 楽器自体を動かして演奏したい人には特にオススメです。 それにこのモデルはすごく軽量にできているし、 何と言ってもデザインがめちゃくちゃ格好良い! 僕の使っているモデルはシンプルなのに黒にピンクのステッチが使われていて、 一目惚れして購入しました。 以前、僕が代理店の over the field さんへこのストラップのレビューさせていただいた 記事がありますので、そちらも合わせてご覧いただければと思います。 otf blog:  Kentaro Kaneko with Richter straps 今日は僕愛用のオススメストラップについて書きました。 楽器屋さんでRichter Strapsを見かけたらぜひ手にとって、 質感を味わってみると楽しいかなと思います。 もし...

オススメなギター弦

こんばんは。 今日は自分が使っている ギターの弦 について書こうと思います。 巷には非常にたくさんのギターの弦が売られています。 中級者以上の方になれば、 『もっと違った弦買ってみようかな?』 『高級な弦使った方が音も良いし、チューニングも安定するのではないか?』 そんなことを考えたりするのではないでしょうか?? はじめに僕が現在使っている弦は何かと言いますと、 それは D'Addario ダダリオの10から046のゲージ を使っています。 ちなみに生まれて初めて買った弦もD'Addario ダダリオで、 昔は09から042のゲージを使っていました。 ギター弦の2大ブランドといって良いほど有名な会社は D'Addario ダダリオとErnie Ball アーニーボールがあると思います。 この2つから選べばまず間違いないのですが、 D'Addario ダダリオの方がアーニーより幾分安いのと、パッケージが 紙でエコ感があったので、僕はそれを使い始めました。 といってもやはりちょっとマニアック?な弦 も使いたい時期もあったので、色々な弦も試しました。 やはり高いと音も良くなるんじゃないか?という淡い期待があったりして、、笑 まず高校生の頃、 当時大好きだった Steve Vai が使っている弦で有名だった Dean MarkleyのBlue Steel これを使いました。弾き心地や音は当時高校生だった僕の耳にはよく分からず、 そんなことより新品で封を開けたばかりの弦が少し錆びていました。。。 たまたまだったのかもしれませんが、D'Addario ダダリオではそんなこと決してなかったので、その以降このBlue Steelを買うことはなかったです、、苦笑 その後に使った弦としては、 錆びない弦!?で有名なエリクサーを使いました。 当初は1種類しかなかったエリクサーもコーティング技術が進化して、 今はPOLYWEB,NANOWEB,OPTIWEBとコーティングの薄さに応じて3種類出ています。 僕は全て使ったことがありますが、 POLYWEBはコーティングが厚すぎて、違和感がすごく、苦手で、 OPTIWEBは変にクリスピーな感じがしてあまり好みでなく、 N...

譜面は紙?iPad?あなたはどっち?

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みなさん、こんばんは。 今日は比較的最近ユーザーの多い電子での譜面と従来通りの紙での譜面 この2つについて僕の感想を書いていきたいと思います。 最近は非常に多くのミュージシャンが紙の譜面からiPadを使用しての 電子で出力する譜面に移行するケースが増えていると感じます。 僕が以前「 初音ミク 」の現場に参加させていただいたときは 僕以外のミューシジャンが全員iPadを使っての電子譜面で衝撃を受けました。 それに影響を受けて、僕もそのあとにiPad Proを導入しました。 紙譜面とiPad上の譜面 電子譜面の利点 は まず何と言っても、 たくさんの譜面をデータとして持ち歩くことができる。  たくさんの曲を弾かなければいけない現場や、何を弾くかいまいち決まっていない現場、または急に色々な曲の譜面を出す必要があるセッション現場などでは、とても便利です。紙では大量に持っていくのは現実的ではありません。  タブレットに何度でも専用のペンを使って書いたり、消したりできる。 リハーサル現場などでは、その都度アレンジが変わっていく場合も非常に多いです。 そのような場合、紙でペンで何度も書き換えたりすると大変ですし、次第に紙も劣化し見えづらくなってしまいます。電子だと何度書きなおしてもそのような心配はありません。 タブレット自体にバックライト機能がついていて、暗闇でも明るいので、照明灯が必要としない。 Bluetoothを使った専用のフットコントローラーを使えば、足で譜面をめくることができる。 対して、 紙での譜面の利点 は、 デジタルのようなフリーズなどの予測不能なバグの心配がない。 電子と違い2枚見開きで見れるので、譜面の行き方がより広範囲で見やすい。 他にもそれぞれたくさんの利点があるかもしれませんが、 僕がざっと思いつくところはこんなところでした。 僕は実際どのような割合でどのように使い分けているというと、 基本的に 曲数が多い現場 や レッスン では iPad で譜面を見ることが多い。 しかし、より集中力が必要とされる現場や少しのミスも命取りな現場では 必ず 紙の譜面 を使用する。 というようにやっています。 僕はゴスペルの現場も長年やっていま...

レリック加工があるなしでの音の違い。

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こんばんは。 本日は最近流行り?のレリック加工が施されているギターと レリックが施されていないギターに音の違いはあるのか? というところの自分の感想を書いていきたいと思います。 まず最初にレリック加工とはなんなのか? というところを説明すると、 簡単に言えば、ダメージ加工といったところでしょうか。 よく服のジーンズとかでわざと切れてあったりダメージをつけて売っていたり しますよね。 (親世代やおじいちゃん、おばあちゃんにはそんな汚いの捨てなさいとか言われた経験があったり。。笑) それの楽器版です。 つまり、レリック加工とは、 長年楽器を弾いてできる、 自然な経年劣や経年変化を意図的に再現したもの ということです。 ただ、これはあくまでも意図的に傷やダメージをつけているだけなので、 あくまでも 新品 なんです。 ほぼノーレリックのギター レリック加工のギター かなりヘヴィなレリックのテレ SRVやロリーギャラガーのストラトとかってボロボロだったりするんですが、  そこに憧れがある人も多いと思います。 でも、あそこまでボロボロになるまで何年かかるか。。 そんな見た目ヴィンテージギターの楽器がポンと買えてしまうんですね。 さて、これが完全に見た目も綺麗なTHE新品ギターと レリック加工をされた見た目だけヴィンテージな新品ギターは 果たして音には違いはあるのか? そんなところを私見で書いていこうと思います。 最初に結論から書くと、 違いは必ずあります! というか、もう全然違います笑 これも細かく書くとどれくらいレリック処理がされているかによって も違ってきます。 フェンダーを例にとると、レリック(ダメージ)にも程度が何段階に分かれていて、 軽いレリックなんかは少しだけなので、そこまでは音に影響は出てない感じがします。 ただ、これがヘヴィレリックという塗装がかなり剥げてて木が何箇所かむき出しになっている。そんなギターの場合はかなり音が変わってくる。そんな印象を受けます。 加えて、ネックの裏が剥げている剥げていないでも音はかなり変わってくる印象です。 では、実際にどのような音の変化があるか? あくまでも自分の感じた範囲で書きます...

ストラトとジャズマススターの違い!?

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こんばんは。 今日もとても暑い日でしたが、みなさん体調は崩されていませんか? 昨日は新潟で40度を越えたそうで、 このマスクをしなければいけない中での猛暑は とても大変ですね。 今日はストラトとジャズマスターの違い? をあくまでも僕の感想として書いていきたいと思います。 元々、僕は根っからのストラト弾きでした。 生まれて初めて手にしたギターもフェンダージャパンのストラト。 以来、ストラトの全てに慣れてしまったので、今でもストラトが一番しっくりきます。 そんな自分がストラト以外で、何か良いギターないかな? と探していて、 気になったのがジャズマスターでした。   自分所有のストラトとジャズマスター。 僕がギターに求める上で大事な点は ● シングルコイルであること ● アームがついていること  テレキャスターも大好きなのですが、アームがついていない。 しかし、テレキャスターのミックスポジション(センターポジション)が ものすごく好きな自分は、 ストラトにもフロントとリアのミックス音が出せればいいのになあ。 とずっと思っていました。 (もちろん、そのような改造もできるのですがあまりその改造をストラトではしたくなかった。。) そんな時、ジャズマスはピックアップセレクトはテレキャスと同じ感じで、 アームもついている。 これは良いかも! しかも、ボリュームの位置もテレキャスほど遠くにない!最高! とジャズマス探しを始めるのでした。 デジマートで良い感じのジャズマスを見つけては試奏の繰り返し。 7.8本弾いて今使っているジャズマスにたどり着きました。 個人的な感想としてはジャズマスってストラトやテレキャス以上に 個体差が多い楽器なんじゃないかな?って7.8本を弾いて感じました。 ある個体はジャキジャキのトレブリーなものだったり、ある個体は音が妙に軽くて、中途半端なイメージだったり。 そんな中、自分のジャズマスは太くて、甘いのにタイトでキレもあって音も粘るという テレキャスとストラトの良いとこを混ぜて太くしたようなイメージでした。 僕は本気で試奏しに行くときは必ず自分の気に入っているギターを持っていき、ひき比べます。 ここで圧倒的に自分所有の楽器の方が良い印象の場合はまず買いません。 大体...

宅録環境について

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こんばんは。 まだまだコロナ渦で先の見えない日々が続いていますが、 みなさん、いかがお過ごしでしょうか? 今日は僕の宅録の環境について書こうと思います。   以前から、家でレコーディングした納品するいわゆる『宅録』は よくやっておりました。 今回このコロナでライブなどの仕事が全てなくなっていったので、 自分の作品作りをやる時間がたくさんできたので、いろいろな曲を 自宅でレコーディングしております。   あくまでも個人的な感想ですが、 『自分の満足のいく音を録る 』といった意味では 外のレコーディングスタジオで録るより満足した音で録れることが圧倒的に多いです。 10年前に自分のアルバムのアルバムをレコーディングした時も 外スタジオでのバンド一発録りが半分、後の半分はプロダクションに拘り、家でたくさん オーバーダブも含めギターレコーディングをしました。 その当時は家で生でアンプを鳴らし、キャビネットに毛布をかけて実際に57でマイキングして レコーディングをしていました。 その頃の音も決して悪くはないのですが、 最近の自分の宅録での音と比べると全然よくないなあと思うことが多いです。  もちろん自分の経験や腕や耳が肥えたというのもあるとは思いますが。 ここ最近になってようやく自分のトーンがしっかりと確立したかなと思っております。   基本的にレコーディングで クリーンではKemperのDr.Zのリグを使います。 それに直で普段ライブで使っているお気に入りのエフェクターを繋いで、 クランチ系やブルージーなリードトーンなどは作っています。  もう少しエッジの効いたロックな音を出したいときは Amplitubeのマーシャル系のモデリングを使います。 これが良い感じ太すぎずオケとの馴染みがよく気に入っています。 かなりロックなリードトーンや速弾きなどテクニックを使う用の音としては KemperのCustom AudioのPete Thornモデルのリグを使っています。 色々試しましたが、割とハイゲインの音に関してはこれがダントツで好きです。 これの音が出るエフェクターがあったら即買うのになーと思っています笑   オーディオインターフェイスはMetric Halo。 マイクプリアンプはAvalonのM5。 DAWにはLogi...