上達のためのアンプ選び

こんばんは。
今日は上達のためのアンプ選びについて書こうと思います。

ギターをやり始めたばかりの頃は、
皆さん手頃なアンプを買われて練習をしているものと思います。
最近は、非常に小型かつ高性能なアンプが多く発売されているので、
はじめからとても良い音を手軽に出せるのでよりギターを弾くのが楽しい環境が
簡単に整うとおもわれます。

ギターアンプは主に2種類あり、電気信号を真空管で増幅する「真空管アンプ」と、
トランジスタで増幅する「トランジスタアンプ」があります。

手頃なアンプの多くはトランジスタアンプといって、
真空管が入っていないアンプがほとんどなのですが、
ほとんどのプロの方が使っているアンプは真空管を使って作られている
チューブアンプというものを使用されているものです。

トランジスタアンプは傾向としては「硬めで冷たい音」と言われることが多く、
真空管アンプは「暖かくて柔らかい音」 と言われています。

どちらかが良い悪いではなく、これも好みの問題ですが、
より上達するために弾いた方が良いアンプとしては、
圧倒的にチューブ(真空管)アンプの方が良いと個人的には思います。

その理由としては、
チューブアンプはトランジスタアンプに比べて、コンプ感が少ない。
コンプ感が少ないので、
トランジスタより自分のピッキングやフィンガリングなどの動作を細かく拾ってしまいます。
つまり、いい加減な演奏をしていれば、
そのいい加減な演奏を忠実に音として出力してしまうということです。

僕も高校生の頃、はじめてスタジオでチューブアンプを使った時に、
自分のピッキングのニュアンスがすごく出てしまって焦ったものです。
最初はトランジスタのよく言えば整頓された音が出やすい環境に比べて、
色々とシビアに音が出てくるので、苦労しますが、
チューブアンプで早い時期から練習しておくと上達が結果的に早くなると思います。

そして、今度は上達するとチューブアンプでないと気持ちが悪い体になります笑
言い換えれば、自分が出したいニュアンスを忠実に出してくれるアンプ以外だと気持ちがよくないということです。
自分はこのくらいの弱さ、強さで音を表現したいのに、弱く弾いてもあまり弱くなり過ぎなかったり、その逆も然りだったりすると、とてもストレスを感じるものです。
なので、ギターをコントロールできるようになりたい方には、
ぜひチューブアンプを導入していただきたいです。

僕がバークリー音楽院に留学していた時は、
FenderのBlues Juniorという小型チューブアンプを購入して練習していました。
このアンプのお陰で本当に上達することができました。

ライブに自分のアンプを持ち込むことが頭にある方は、
その上位機種のFender Hot Rod Deluxeがオススメです。
このアンプは僕も所有していて、今でもたまにレコーディング現場に持っていきます。
正直、Blues Juniorは小型なため、低域に余裕がないので大きい音量を出すと音が割れてしまうのですが、Hot Rod Deluxeは出力も大きいため、低域も余裕を持って出すことができる素晴らしいアンプです。
特にクリーンの音が本当に素直で素晴らしいです。
歪みもクランチとさらにもう少しハイゲインな音も出せたりしますが、
Hot Rodの歪みはグシャッと音が潰れやすいので、あまり良くはないです。
個人的にはあくまでもクリーンとして使って、ペダルで歪ますととても好きです。


ストラトとFender  Blues Junior
手前がFender Hot Rod Deluxe


アンプで良いクリーン、歪み共に出したい方は
手頃なところだと、FenderのSuper Sonicとかはとても良いと思います。

Fenderのチューブアンプは音が綺麗で素直で反応も良いので、
まずはFenderからチューブアンプを体験するのをオススメします。

初心者〜中級者の方で、さらにギターの上達を望まれる方には、
チューブアンプ導入を選択肢の1つに入れてみていただけると良いかなと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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