ディレイペダルの私的レビューと考察

今日はだいぶ暖かい日ですね。
みなさん、元気にお過ごしでしょうか?

今回は自分が使ってきたディレイペダル、
そして私的ディレイペダルの使い方?
考え方について書いていこうと思います。

はじめにギターを弾かない方に軽くディレイとは何かを説明します。
ディレイとは日本語で『遅れる』という意味のとおり、
実際に弾いた音に対して、少し遅れた音を混ぜることで、
「やまびこ」のような効果を生み出すものです。
これをすることによって、簡単に広いホール又はスタジアムなどで
音を出しているかのような残響感を演出することができます。 

お風呂で歌を歌うと心地よく残響音が響き、とても気持ち良く歌えたりしますよね?
実際にギターなんかでもディレイをかけることによって気持ち良く弾けるので、
ソロの時などかけることが多いエフェクターです♪



自分が今までが所有してきたディレイペダルは
 
  • Boss DD6(Analog.man. mod)
  • Strymon Timeline
  • Jam Pedals Delay LIama 
  • Jam Pedals Delay Llama Supreme
  • Mad Professor Deep Blue Delay
  • Ibanez Echo Machine
  • Bambasic Tape Echo Simulator


その中で一番好きなディレイを言いますと、
 それは


Strymon TIMELINE
BOSS DD6 (Analog.man mod)


の2つです。

個人的にはディレイはウェットですごく馴染みが良くなる系のものと
割と存在感があって馴染みが少し弱い系の2つがあると思います。

Strymon TIMELINE
すごくウェットでアンサンブルの中でうまく馴染んでくれる感触です。
かけるとウェットで色気が加わってとても弾きやすく、気持ちがいいです。
僕はアンサンブルする上で、ディレイをバッキング時にも薄っすらかけて
他のパートとの馴染みをより良くするためにも使うので、バンドアンサンブルの時に
このペダルは非常に使いやすいので、特に歌モノのサポートをする時には
必ずと言っていほどこのディレイを使います。

Boss DD6のAnalog.manモディファイ
Strymonのようなウェット感はあまりありませんが、出音も太く、
Analog.manの改造により原音より少しローファイにしたディレイ音にできます。
ここのチューニングが絶妙に素晴らしく、ディレイ音が妙に目立ってしまうことがあまりないので良いです。
自分はブルージーな音楽もすごく好きなのですが、そういった音を出したい時には
Strymonだとボヤケてしまう感じがあるので、Analog.manの DD6を使っています。

アンサンブルで色々なジャンルで幅広く使いたい時には
Strymon TIMELINE
ブルージーな音楽や自分の音楽がやりたい時は
Analog.man DD6
といった使い分けをしています。

Jam Pedal Delay Llama Supreme
Jam Pedals Delay Llamaの拡張版
タップスイッチやModulationスイッチが追加されたものです。
Delay Llama SupremeとDelay Llamaは
自分の持っているのに関して言えば音は結構違います。
両方ともアナログディレイなのですが、Supremeの方は
太く暖かく存在感のあるディレイの返りがします。
普通バージョンはそれに比べれば太さは減って少しハイファイより、
ディレイの返しも割と存在感あり。
個体差があるかもですが、
自分所有のものに関して言えば、圧倒的にSupremeの方が好きです。

Mad Professor Deep Blue Delayに関しては
僕の大好きなMatt Schofieldが愛用のペダル。
こちらも暖かいディレイ音ですが、ペダルをオンにしてディレイ音を一切返さない設定に
した時にバイパスの音と結構変わってしまって、それが自分の好みでなかったためにあまり使用していません。
この感じなら個人的にはAnalog.man DD6の方が全然好きでした。


Ibanez Echo MachineはLAの一部のギタリストの中で割と流行っているペダルで
元は90年代くらいにIbanezから出たSound Tankシリーズの中の1つです。
『テープエコーみたいな音がする!』『隠れた名機だ!』
なんてもてはやされています。
個人的な感想は程よく暖かく透明感もあってとても綺麗な音がすると思います。
ウェット感も自分所有の中ではStrymonに次いであります。
ただ、StrymonやAnalog.manに比べると、う〜ん。。って感じです。
悪くはないけど、他にもっとあるよね。という感想でした。

僕はディレイやリバーブを使うときは
自分の出している楽器のアンサンブルの空間における距離感
コントロールしたくて使っています。

ミックスとかレコーディングでは、各ギターの音量だったり、
空間系やコンプの量を細かく調整することがあると思います。
空間系を使えば、距離は遠くなるし、全くかけないドライならかなり距離は近くなる。
なので、バッキングをしている時も結構積極的にディレイはかけたりします。

逆にカッティングとかタイトに弾きたいときはディレイもリバーブも一切かけません。
かけるとリズムがボヤケて弾きづらいというのが理由です。
ソロで思いっきり距離を近くしたいのなら、
あえて空間系を全くかけないで思いっきり自分の音を
真正面に聴かすというのも良いと思いますし、
実際のレコーディングでエンジニアの方がそうされていたこともあります。
ブルージーなものとかは空間系はかけすぎないほうがイナタくて良いと思います。

ディレイといっても、各モデルによって得意、不得意があると思いますし、
それぞれサウンドは本当に違います。
僕もまだあまり試せてないですが、
どこかでもっと良いディレイが見つかるかもしれません。
結局は、自分が常に気持ち良い音で弾けることが何より良い演奏につながるので、
より良い演奏のための探求はまだまだ終わらなそうです。

Kentaro Kaneko
www.kentarokaneko.com
Youtube: アカウント名 Kentyguitar
https://www.youtube.com/channel/UCVq2s-6ellIt8XCkuwaHPAA 
Twitter: @kenty_335
Instagram: kenty_335

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