原点回帰!?

またまたブログの更新がだいぶ怠りました。
もうコツコツ継続するのが自分には向いていないんです。
飽きっぽいんです。。。
なので、たまーに気が向いたら独り言のように書いていきます。
 
今回は楽器機材のお話。
自分の演奏スタイルがなんとなく確立し始めたのが、
私が20代中頃のバークリー音楽院留学時代でした。
それも、自分のオリジナル曲を書き始めてから、それに伴い自分のスタイルが
出来始めたと思っております。

 
私自身は所謂「スタジオミュージシャン」としてのお仕事もやらさせていただいているので、
そういう現場では、あくまでも「求められる音に応えること」が重要になっていきます。
そういった現場では、「自分の音」以上に「求められる音」を重視してのぞんでいます。
 
 
私は「自分自身の音楽」をしっかり持っていて、それを通じて自分自身を表現していきたい思いもあるので、当然「自分の音楽」をやる上では自分の出したい音で演奏します。
ただ、この「自分の音」とは1つの決まりきった音しか使わないのではなく、あくまでも楽曲に対してどういう音で彩りたいかということなので、意外とサポート現場と機材の多さはほとんど変わらないんですけどね。
 
機材のお話。
私が、自分の音というものにしっかり意識して買った機材にXoticのAC Boosterがあります。
2005年頃、当時ボストンに留学していた私は、友達と電車で1時間くらいのところにある田舎のギターショップに行きました。
基本的にアメリカの楽器屋さんは日本みたいに品揃えが良くないんです。
なので、試したい機材があってもほとんどないことが多いんです。
そんな中、片田舎にあるギターショップの品揃えがかなり良いという情報を聞き、友達と行きました。
そこには、卒業までに何度か行ったのですが、電車自体も1時間に1回くらいしか来ない田舎だし、本当に周りにも何もないところでした。
そんな片田舎のギターショップに行ったわけですが、普段アメリカで弾けない楽器や機材がたくさんあってそれはそれは楽しかった記憶があります。
そんな中、上記のAC boosterの感触が良くて購入に至りました。
それから、アメリカ帰国して2008年くらいまではメインで使っていた気がします。

 

 
続いて、ギターのお話。
自分は今まで、たくさん機材を替えてきたり、メインギターもその時期によって替えてきたりしてきたのですが、ここ最近は日本の工房『Combat guitars』のものを使っております。
このギターは2005年に日本に一時帰国した際にCombatの工房に直接行き、社長さんと数時間話し合ってスペックを決めてオーダーしたギターであります。
色々と自分の拘りのスペックもお伝えしたんですが、社長に「それは音が良くねえからダメだ、こうした方が良い」とか色々助言?笑 をいただいて、当初自分の考えていたスペックとは変わっていたのは、今となっては良い思い出です。笑
ただ、その社長による?チョイスが功を奏して、すごく気に入っています。
今でも、完全に自分と繋がれるギターはこれだけだと感じています。
このギターは、アメリカ留学時代はもちろん、2009年くらいまでは完全メインで使っていて
その後も色々なサポート現場でメインで使ったり、中国でのライブで使ったり、
何かあったら使う、頼れる家族のような存在のギターです。
 
 
そんなギターを前回のRIEのライブで改めて使用してから、
やっぱり「自分らしく歌える」のはこのギターだよなー。と思ったわけでございます。
機材というのはマッチングが大事で、このギターにはこの機材が合うみたいな感じで決めていきます。
Combat Guitarをメインに戻したので、また少し機材を替える必要が出てきました。
そんな中、色々と機材を引っ張り出しては試しての繰り返しをしている中、
再び使ったAC Booster。
これが非常にしっくりきたんです!!
これだよこれっ!って。
何より「自分らしく歌う」ことができたんです。
実はAC boosterはかつて2台所有していて、アメリカで買った1台目は壊れてしまって
その後、日本で2台目を買いました。
自分的にはどちらも良くて何も不満なく使っていたのですが、
色々今になって調べてみると、どうやら初期型のモデルはだいぶ感触が違うらしい。。
そして、自分がアメリカ時代に使っていたものは初期型。
ということで、どうしても気になって、初期型をゲット!
 
 
いざっ、タメシビキ!!
じゃなくて、ヒキクラベ!!

 
いやー違いましたね。
ただ、どちらが良いとかじゃなく、どちらも良い!!
どういう用途で使うかでNew ver.もめちゃくちゃ良いと思いました。
自分ならメインのリードならOld、ブースターもしくは軽い歪で使うならNewかな。
Oldの方が歪みの粒が粗めで、コンプ感が強い感じ。
Newの方はもっと歪みの粒は細かく、透明感がありつつコンプ感もOldよりは少なめ。
Newの方が幅は広いなあと思いました。

 
話は長くなりましたが、要するに昔から好きなものは不変的だったりするなあー
というお話でした笑
現在、たくさんの良い機材が毎月のように発売されていますが、
昔からあるスタンダードな機材ってめっちゃ素敵やん。
 
というわけで、最近の好きな機材のお話でしたー。
最後まで長文お読みいただき、ありがとうございました。
 
Kentaro Kaneko
www.kentarokaneko.com
Youtube: アカウント名 Kentyguitar
https://www.youtube.com/channel/UCVq2s-6ellIt8XCkuwaHPAA 
Twitter: @kenty_335
Instagram: kenty_335
 

コメント

このブログの人気の投稿

ストラトとジャズマススターの違い!?

KEMPERを使う理由、使わない理由(4)

ビンテージ Gibson ES-335の音って!?